まだまだ雪深い冬の山形に行ってきました。
仙台とはまったく違う感じで雪が路肩に積み上がっている
そんなことは知ってたとてそれでもおいしいそばを食べたい一心で
48号線の峠を超えて行くのです。
本日、なかなか出だしが遅く、山形に入る時間でやっている店が限られてしまいます。
ほぼ、14:00を境に大体の店は閉めてしまうため、今回すでに13:30を過ぎてました。
やべ、ランチ難民。
そんなときは普段お昼時は混んでいるので避けていてなおかつ通し営業の店ならば
超有名店の定番、村山市の「一寸亭」に狙いを定めました。
一寸亭の読みは「いっすんてい」ではないのです。
一寸は≒3cm、大工さんはよく寸とか尺とかでものを図りますがその寸です。
一寸(≒3cm)を「ちょっと」と呼ぶあたりが粋なものです。
こちらの店は誰もが知るレベルの山形でも肉そばの名店です。
肉そばとはあったかいつゆにそばがゆるりと浸かっていて心まであたたまる。。。
では、ないのです!
肉そばは冷たい肉そばなのです!
冬でも断じて冷たい肉そばを食べるのである!!
これぞ山形魂!で、クソうまいのです!!!
こちらの店は19時まで通しでやっているので嬉しい限りです。
15時過ぎの訪問となりますがさすがにお客さんは1組しかいなく待たされる時間がなく
とてもスムーズにいきまいたが、お昼時間帯は駐車場も止められないこと請け合いです。
ので、結果的にはこのやり方もいいのかもです。
テーブルに座るとそそくさと「肉そば」ください。と頼みます。
10分もするとそれはやってきました。(つゆだく玉子ごはんも気になる~)
そばつゆにめんが入り、鶏肉とネギが乗っただけの素朴な見た目のそばが着丼
ところが見た目とはうらはらにまずは出汁が鶏、鶏、鶏でこれでもかと抽出されてうますぎる。
まず、のっけからもうバランスを考えず全部飲み込んでしまいたくなるおいしさ。
気を取り直しまずそのままのスープをすすり
うま~の身震いを抑えつつおっかけで麺すすりを2回位続けて一呼吸。
そばも引き締まった丁度よい硬さのステータス。
乗ってる鶏はこのスタイルの蕎麦を出す店としては柔らかさが残る旨さ。
「うん、うんまい!」
続いて一味南蛮を手首のスナップに任せる量、約5回ほどふり
スープを続ける。
「いきなりうまい!!」
突然にうまいという意味とは違います。
物凄くおいしいの表現となります。
突然という言葉をもし使って表現するとすれば
「突然どこからかやってきたこの旨さはなんなんだおお神よ!」
やっぱ違うな。。。
仙台で使うときは「いぎなり」「いぎなし」と濁音が入ります。
以上。
なんどかすすっては食べを繰り返し気づくともう後半戦の終盤に向かっている。
最後の方はもう終わっちゃう感が全面に出てきているため
その寂しさってやつも合わせてすすって飲み干します。
そのくらいおいしい蕎麦でした。
「一寸亭」
〒999-3513 山形県西村山郡河北町谷地所岡2-11-2
電話番号 0237-72-3733
HP https://www.yachisoba.com/
営業時間 月,火,木,金11:00~15:00,17:00~19:00 土,日11:00~19:00
定休日 水曜日,営業日は売り切れ次第閉店