日本一おいしい餃子と知らん人が裸で力説してたので行ってみた！『野方餃子』

忘れもしない2022年8月14日
車旅で成田山新勝寺に出かける前日の夜
日本一おいしい餃子を素っ裸の知らん人に教えてもらった。
イヤ、勝手に情報をいただいた？？

その日のお宿は酒々井ＰＡ(下り)に決めました。
ここ酒々井ＰＡ(下り)は出来たてでとてもきれいでよかったです。
その日は暴走族が集っていたのは気になりましたが去ってしまえば静かなものです。

さてその日寝る前にいつものように近くに温泉はないか探して見ると
温泉澄流という所がありました。に行きました。24時までやっている天然温泉です。
とってもあったまるいいお湯です。

はい、そこの露天で力説する若者(30代)がおった。
とても広く効能の染みる温泉に身を委ねてうっとりしていると
その男はなにやら餃子のうんちくを仲間に力説しているようだった。
なかなかでっかくはっきりとこの男広告塔として宣伝を兼ねているのかなと思うほどの聞こえやすい声で語ってます。覚えている限りを今から再現します。
「日本で一番うまい餃子を見つけたんだ！」
「俺は日本中の餃子を食べまわってきた！」
「その結果、一番うまい餃子は博多にある餃子屋弐ノ弐大名店だ！」
「嫁の実家に帰るたびに必ずそこによることにしてる名店！」
「ああ、食べたいな～」
「・・・・・」一拍おいて
「ところが最近、そこを超える餃子屋を見つけたんだ！」
「いや～まさか餃子屋弐ノ弐大名店を超える店があるとはね！」
「野方にある野方餃子だ！！」
「ここ野方餃子は本当にうまい！」
「日本一うまいね野方餃子！」
「野方餃子！野方餃子！ワッショイワッショイ！！」
こんな感じで何度も連呼するものだからいやでも野中餃子を覚える。
それでも忘れないように「野方餃子、野方餃子、ワッショイワッショイ」と唱えながら
ついでに「暫定2位は弐ノ弐」もあわよくば覚えておこうとさっさと風呂を上がり携帯電話に登録しました。

あれから1年半経ち、先日東京に行く予定があったため野方に行ってみました。
本当は中目黒の従兄弟と一献傾けようと連絡したら「今、パリにいるよ」って、、、
仙台人からしたら中目黒でなかなかおしゃれな街なのにパリって上行きすぎやん。。。

アポ無しで行ったほうが悪いので予定を変更して念願を叶える日としたのです。
霞が関駅から新宿駅まで丸ノ内線での移動14分、わんさかと人が湧いてくるね。
新宿駅から西武線で野方まで行けるので西武新宿駅を目指しますが
西武新宿駅ってめっちゃ遠いのね。東京駅で京葉線乗るより遠い感じ。

西武新宿駅から西武線に乗り込むとなんという閑散さなのか乗車率20％くらいで
各駅停車に乗ると駅に止まるたびに快速をやり過ごす待ち時間があったりする。
なんかまったりしていて仙山線にでも乗ったかのような感覚です。
そうこう電車に21分揺られると野方駅に着きました。

駅を出ると野方駅前商店街を歩きます。首都圏の外れの駅前によくある商店街の風景。
こういう町並みいいですよね。

商店街を出て新青梅街道を左に曲がるとすぐ日本一うまい『野方餃子』があります。
やったー！念願の野方餃子に店の前でときめきます。

店に入るとお持ち帰りですか？と尋ねられ食べていきますと伝えると長テーブルの出入口側の端の席を案内してくれました。どうやら食べていく人とお持ち帰りの人が私が滞在している時間では半々くらいでした。

焼餃子定食(10個定食)と生ビールを頼み、ビールを飲みながらメニューを眺めていたら
★が付いているものがオススメのようで、麻辣坦々水餃子というものだけが★★付いている。
こうなったら日本一の餃子に忘れ物をしたくないので追加のビールと併せて追加注文しました。

さて焼餃子定食がやってまいりました。
羽で5個ずつのつらなりがふたつ10個きれいにやってきました。

ここのはニンニクが入ってないそうで小皿に粗挽きのニンニクを入れて持ってきてくれてそれにラー油と醤油と酢を入れて食べてくださいと言われ、おすすめで別の小皿にコショウをサジで3つ入れて酢だけでもお召し上がりくださいということでした。

少し脂の乗った肉汁がタレと口の中に広がります。おいしいです。
アッという半分食べたところで追加注文していた麻辣坦々水餃子が来ました。
もうなんか水餃子を麻辣と坦々をエイヤっとぶっかけて三つ葉をふりかけて彩りをつけました感が半端ない第一印象。